ウイルス対策ソフトNAVI

コンピューターウイルス作成罪について

ウイルスの作成は犯罪です

今まではウイルスの作成・保管・提供などの行為に対して、直接罪に問うことができませんでしたが、2011年7月よりウイルス作成罪が施行されました。どのような法律なのか見てみましょう。

パソコンのウイルス作成

ウイルスの作成・提供について

ウイルスの作成・提供についての法律は、正確には「不正指令電磁的記録作成・提供罪(刑法第168条の2第1項)」といいます。正当な理由がないのに、他人のパソコンやプログラム等で動作させるもので、それらのパソコンやプログラム等の使用で意図する動作をさせなかったり、意図に反する動作を不正にさせるものを作成、提供した場合には、3年以下の懲役または50万以下の罰金に処せられます。

「正当な理由がないのに」について

世の中には、正当な理由があって、ウイルスを作成している場合もあります。それは、ウイルス対策ソフトの開発や実験を行うケースですね。このような仕事をしている方たちは、他人のパソコンを不正に位としない動作をさせるウイルスを作成したりしますが、それはウイルス対策ソフトの開発という、正当な目的があるので罪に問われることはありません。そのようなケースと明確に区分するために、「正当な理由がないのに」という文言が付け加えられています。

バグについて

この法律ができる際、いわゆるバグについてもこの法律に触れるのではないか、と懸念されていました。しかし、バグについては、プログラムの作成者もわからないプログラムの誤りや不具合であり、使用者にもバグは避けられないものとして許容されていることから、意図に反する動作をさせるものではなく、不正でもないため、この法律で罰せられることはありません。

ウイルスの提供と保管について

ウイルスを他人の使用のために提供することは、「不正指令電磁的記録供用・同未遂罪(刑法第168条の2第2項・第3項)」により、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。ウイルスの保管は、「不正指令電磁的記録取得・保管罪(刑法第168条の3)」により、2年以下の懲役または30万円以下の罰金です。いずれも正当な理由がないのに、不正に他人のパソコンやプログラム等に使用者の意図しない動作をさせる目的で提供や保管をした場合に処罰の対象となります。